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2012年のふりかえり【読書編】

【展覧会編】に続いて【読書編】です。
  2011年→、2010年→

今年も昨年とほぼ同じ冊数で計41冊でした。
フォトエッセイ的な軽いものは少なく、
少し難解なものも読んだので、全体的な感想としては
「今年はがっつり読んだ」という感じです(笑)

今年のブームは石牟礼道子、福音館文庫、
そして昨年来の自伝的小説(もしくは自伝)。
あと、夫に勧めたり勧められたりというのも
多かったかな。

では印象深かった本をちょこっとご紹介。


まずは今年最大のブーム、石牟礼道子。
今年出版された、藤原新也との対談『なみだふるはな』を
皮切りに5作品ほど読みました。
なかでも圧倒されたのはこの2冊。


石牟礼道子―椿の海の記 (人間の記録 (104))石牟礼道子―椿の海の記 (人間の記録 (104))
(1999/12/25)
石牟礼 道子

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あやとりの記 (福音館文庫 物語)あやとりの記 (福音館文庫 物語)
(2009/03/20)
石牟礼 道子

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『椿の海の記』は自伝的小説、といってもいいのかも。
水俣病の発生するずっと以前の、水俣の地で暮らす人びとや
集落をとりまく自然、今よりずっと近しい関係だった
その頃の自然と人間の濃密な交わり。
そういうものが文章と文字と行間に、ぎっしり詰まって
いるような感じ。

どちらかと言うと固い感じのする文章なのに、1行読めば
風景がありありと目の前に立ち上がり、匂いまで漂って
くるような、文章から喚起されるイメージの大きさに
圧倒されるのです。
石牟礼道子という人の表現力にすっかり魅了されました。

『あやとりの記』は児童書の出版社の文庫に入っていますが、
子ども向けにやさしく書かれた、というものではありません。
『椿の〜』の中にも出てくる人や情景に深くフォーカスした
物語で、ファンタジーといったおもむき。
こちらも読んでいるのに、頭の中では五感がフル稼働する、
濃い一冊でした。



海の救助隊―フェレット物語 (新潮文庫)海の救助隊―フェレット物語 (新潮文庫)
(2009/06/27)
リチャード バック

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次は「フェッレット物語」全5巻。
『かもめのジョナサン』のリチャード・バックが
一緒に暮らすフェレットたちから助言を得て書いた
という物語。
リチャード・バックは裏切や、暴力ばかり出てくる
最近の小説や映画が嫌いで、愛と勇気ばっかり出てくる
物語を書きたかったんですって。
そんな5つの物語は、どれもじんわり心に響きますが、
私のお気に入りは1作めと3作め。
『海の救援隊』と『二人は人気作家』です。

1作めに出てくるフェレットの名前は、こまの名前の
候補にもなってたくらい夢中でした!



北の森の十二か月―スラトコフの自然誌〈上〉 (福音館文庫 ノンフィクション)北の森の十二か月―スラトコフの自然誌〈上〉 (福音館文庫 ノンフィクション)
(2005/03/15)
ニコライ スラトコフ

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北の森の十二か月―スラトコフの自然誌〈下〉 (福音館文庫 ノンフィクション)北の森の十二か月―スラトコフの自然誌〈下〉 (福音館文庫 ノンフィクション)
(2005/03/15)
ニコライ スラトコフ

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これも『あやとりの記』と同じ、福音館文庫の作品。
ロシアの作家ストラコフが毎日のように森に入り、
観察し、遭遇した動物や植物とのできごとをつづったもの。
なんといってもストラコフが森にいくとき、小鳥を
見たとき、クマに出会ったときの、そのワクワク感が
手に取るように伝わってきてすごく楽しい。
なんてイキイキした文章なんだろう!と思いながら
読みました。
2人の訳者のお仕事にも拍手を。


『人生は廻る輪のように』と『蝉声』は別の機会に
記事にしました。→



どん底 部落差別自作自演事件どん底 部落差別自作自演事件
(2012/04/02)
高山 文彦

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「新作が出たら必ず読む」がマイルールの高山文彦。
しかし今回の作品は読むのが本当にしんどかったです。
読んでいるうちに「私の中の差別意識はどうなんだ?」と
自分への問いかけが大きくなり、考える時間が必要に
なってしまい・・・。
「どうしても読み進められないのよね」と夫に話したら
「ちょうどこんな本買ったよ」と勧められて読んでみたりして。


差別原論―“わたし”のなかの権力とつきあう (平凡社新書)差別原論―“わたし”のなかの権力とつきあう (平凡社新書)
(2007/04)
好井 裕明

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自問自答したり、ちょっと忘れてみたり、
だいぶ長い休みを挟んで、なんとか読み終えました。
とてつもなく重い本でした。
でも、読んだことで私も大きな荷物を受け取ったように思うし、
その荷物はいつも忘れずに大切に持っていようと
思ったのでした。


最後はこちら。


自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))
(1988/03)
阿部 謹也

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こちらもYA向けの本ですが、大人でもガツンときます(笑)
高校生くらいのときにこの本を読んでいたら、
大学での勉強のしかたが変わってたかも!と思ったけど、
でも案外その頃の自分には理解できなかったりして、とも
思ったり。

内容としては著者がいかに学問を成したか、ということに
なるのですが、著者の学生時代の恩師の言葉がすごい。
「解るとはそれによって自分が変わるということだ」とか、
「(卒論には)それをやらなければ生きていけないほどの
 テーマを選ぶことだ」とか。
「それを研究すると、何がわかったことになるのですか?」
なんて聞かれちゃったり。

こんな姿勢で学んだことが私にはあったかしら?と
身の引き締まる思いでした(もう遅いけど)

でも人生はずっと学ぶことばかりだから、これからの
指針にしたいと思います!


以上、今年の読書編でした。



通常のコンサルテーションは、年明けは8日(火)より営業いたします。

コンサルテーションについて→


HP:http://bachflower-remedy.jp



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